ガイド2026-01-23

照合作業を関数ゼロで終わらせる方法|Excel vs AI突合

VLOOKUPのエラーや目視チェックに疲れていませんか?照合作業をAIで自動化し、Enterキー連打で終わらせる新しい突合術を詳しく解説。

#excel#efficiency#ai#matching

「また1円合わない…」 「(株)と株式会社の違いでVLOOKUPがエラーになる…」 「目が疲れて行を見間違えた…」

毎月末、あなたは「間違い探し」に何時間使っていますか?

この記事では、頑張ってExcelスキルを磨くのでもなく、高いシステムを導入するのでもない、**「第3の選択肢」**をご紹介します。


照合作業とは?

定義

照合作業とは、2つ以上のデータを照らし合わせて、内容が一致しているか確認する作業です。

照合:正しいものと合わせて確認すること

照合と突合の違い

項目 照合 突合
読み方 しょうごう とつごう
比較 1対1 n対n
ニュアンス 正誤確認 差異分析
パスワード照合 請求書と発注書の突合

実務では同じ意味で使われることも多いですが、厳密には上記の違いがあります。


経理でよくある照合作業

照合の種類 比較対象 目的
請求書照合 請求書 ↔ 納品書 請求内容の確認
発注照合 発注書 ↔ 請求書 発注通りか確認
銀行照合 帳簿残高 ↔ 通帳残高 残高の一致確認
入金照合 請求データ ↔ 入金データ 入金の消込
経費照合 経費申請 ↔ カード明細 私的利用がないか

3点照合(Three-way Matching)

発注書・納品書・請求書の3つを突き合わせる、より厳格な照合方法。

発注書(Purchase Order)
    ↓ 何を、いくつ、いくらで頼んだか
納品書(Receiving Report)
    ↓ 何が、いくつ届いたか
請求書(Invoice)
    ↓ いくら請求されているか

3点照合のチェックポイント

確認項目 発注書 納品書 請求書 判定
商品名 A部品 A部品 A部品
数量 100個 100個 100個
単価 ¥1,000 ¥1,000
合計 ¥100,000 ¥100,000

3つ全てが一致して初めて支払いを実行。


既存の解決策とその限界

解決策1:Excel関数(VLOOKUP / XLOOKUP)

「関数を覚えれば効率化できる」とよく言われますが、実務はそう単純ではありません。

限界1:表記揺れに弱い

データA データB 結果
ABC商事 ABC商事 #N/A
(株)サンプル 株式会社サンプル #N/A
10,000 10000 #N/A
取引先 A 取引先A #N/A

限界2:メンテナンスが大変

  • 列が一つズレただけで数式が壊れる
  • 新しい取引先が増えるたびに調整
  • フォーマット変更で作り直し

限界3:属人化

「あの人が作ったマクロ、誰も直せない」問題が発生。

限界4:エラー調査に時間がかかる

#N/Aの原因を1件ずつ調べる作業が発生。


解決策2:全社システムの導入(ERP / SaaS)

「システムを入れれば自動化できる」と言われますが、導入ハードルが高すぎます。

限界1:コスト

項目 費用
初期費用 数十万円〜数百万円
月額 数万円〜
カスタマイズ 追加費用
研修 追加費用

限界2:時間

  • 稟議、要件定義、マスタ整備で半年コース
  • 「今月からすぐ使いたい」ができない

限界3:融通が利かない

  • イレギュラーな照合に対応できない
  • カスタマイズには追加費用
  • 既存の業務フローを変える必要がある

第3の選択肢:AIエージェントによる照合

Totsugoとは?

**Totsugo(トッツゴー)は、ワークフローを変えずに「照合エンジンだけをAI化する」**ツールです。

特徴1:Fuzzy Match(曖昧一致)

AIが**「意味」を理解してマッチング**します。

比較 従来(完全一致) Totsugo(曖昧一致)
法人格 「(株)ABC」≠「株式会社ABC」 「(株)ABC」≒「株式会社ABC」
数値形式 「10,000」≠「10000」 「10,000」≒「10000」
全角半角 「ABC」≠「ABC」 「ABC」≒「ABC」
スペース 「取引先 A」≠「取引先A」 「取引先 A」≒「取引先A」

事前のマスタ登録は一切不要。アップロードされたその場で判断します。

特徴2:金額ズレの推論

消費税の計算誤差や、振込手数料の相殺などもAIが推論して候補を出します。

「この差異は振込手数料(550円)の可能性があります」
「請求書3件の合計値と一致しています」
「端数の丸め差異の可能性があります」

特徴3:Enter連打で完了

使い方は驚くほどシンプル。

  1. 左にソースファイル(請求書PDFなど)を置く
  2. 右にターゲットファイル(CSVなど)を置く
  3. AIが勝手にマッチング
  4. OKならEnterキーを押すだけ

不一致(NG)の箇所だけが赤く表示されるので、そこだけを目視チェックすればいいのです。


Excel vs AI突合:詳細比較表

特徴 Excel (VLOOKUP) 一般的なSaaS Totsugo (AI)
準備 数式入力・加工 マスタ登録・権限設定 なし(D&Dのみ)
表記揺れ × (エラー) △ (名寄せ設定要) ◎ (AI自動判断)
操作 マウス&キーボード クリック多用 Enter連打
初期コスト 0円 高い 低い
ランニングコスト 人件費 中〜高 低い
導入期間 数ヶ月 即日
属人化リスク 高い 低い

Totsugoの照合フロー

ステップ1:ファイルをドロップ

請求書PDFと発注データCSVを画面にドラッグ&ドロップ。

対応フォーマット

  • PDF
  • Excel(.xlsx, .xls)
  • CSV

ステップ2:AIが解析

AIが自動で:

  • 項目を認識(日付、金額、取引先名など)
  • キーを特定(どの列で照合するか)
  • マッチングを実行

ステップ3:結果を確認

表示 意味 対応
✅ 一致(緑) 問題なし Enterで承認
⚠️ 要確認(黄) AIが自信なし 内容を確認
❌ 不一致(赤) マッチなし 原因調査

ステップ4:Enterで承認

一致したものはEnterキーで次々と承認。不一致のものだけ詳しく確認。


導入効果の試算

Before:Excel照合

項目 数値
月間照合件数 200件
1件あたり時間 3分
月間合計 10時間
エラー調査 +2時間
確認・修正 +1時間
実質作業時間 13時間

After:AI照合

項目 数値
アップロード 5分
AI処理 2分
確認・承認 30分
例外対応 30分
月間合計 約1時間

90%の時間削減。


よくある質問

Q. AIの精度は信頼できる?

A. 表記揺れの吸収精度は90%以上です。自信がない箇所は「要確認」としてフラグが立つので、見落としリスクはむしろ減ります。

Q. 既存のExcelファイルは使える?

A. はい。Excel、CSV、PDFなど様々な形式に対応しています。

Q. セキュリティは大丈夫?

A. データは暗号化して処理され、処理後は削除されます。

Q. 導入にどのくらい時間がかかる?

A. 即日利用可能です。アカウント作成からファイルのアップロードまで、10分程度で完了します。

Q. 既存のExcelマクロと併用できる?

A. はい。Totsugoは既存のワークフローを補完するツールです。


まとめ

照合作業の課題

課題 影響
表記揺れ VLOOKUPでエラー
エラー調査 時間がかかる
属人化 引き継ぎ困難
目視確認 疲労・見落とし

解決策の比較

観点 Excel AI
表記揺れ対応 ❌ 手動修正 ✅ 自動吸収
準備作業 ❌ 数式設定 ✅ 不要
操作 ❌ マウス多用 ✅ Enter連打
属人化 ❌ しやすい ✅ しにくい

「正確に照合する」ことはプロの矜持ですが、「手作業で苦労する」必要はありません。

VLOOKUPのエラー修正に使う時間を、もっと創造的な業務や「定時退社」に使ってください。

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